「2泊3日だとゆっくり出来るね。」などと語りながら、
最終日に向かった先は、一関市にある「石と賢治のミュージアム」。
宮沢賢治が最後の数年間働いていた工場のある場所で、
「雨にも負けず、、、」の詩がつくられたところでもある。
「肥料の神様」と呼ばれた賢治の、土壌改良への命をかけた取り組みが、
童話の紹介とともに展示されている。
子どもが遊べる無料スペース(太陽と風の家)も一緒にあるので、
交代で子守りしながら、館内を見て回った。
高校時代、「賢治オタク」と呼ばれる現国の先生がいて、
みっちり勉強させられたのを思い出す。
最初いい子で遊んでいたポコは、
しばらくすると部屋を飛び出して資料館を走り回っていた。
最後は一緒に映像資料を見て、お勉強会に参加。
ほぼ貸切状態のミュージアムで2時間ほど過ごして、
今回の旅はおしまい。
あっというまの3日間。
帰りは下道でのんびり家まで向かうことにした。
・・・・・・・・・・・・・・・・
山形までは150キロ。
車に戻るとすぐに寝てしまったポコは、そのまま3時間寝続けた。
出発から3日間、次から次へと新しい場所の連続。
好奇心と緊張。ハイテンションで過ごした疲れが出たようだ。
せっかくの旅館のごちそうも、
嬉しさと興奮で、ほとんど食べないで過ごしていた。